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プログラミング

なぜ子供にプログラミング教育が人気なのか?

文部科学省の発表により急速に広がった子供向けのプログラミング教育。
小学校は2020年、中学校は2021年から全面実施、高等学校は2022年から順次導入が決まりました。
街の中でも「プログラミング教室」や「ロボットプログラミング教室」を目にすることが増えましたね。

さてなぜそれほど人気で重要とされているのでしょうか?

子供にプログラミングを習わせる意味

プログラミングを習わせること=プログラマーやエンジニアに育てる。このように考えらている方も少なくないかと思います。エンジニアやプログラマー人材が不足していることは全世界共通で事実ですが、プログラミングを学習させることがプログラマーやエンジニアに育てるということではありません。

今の社会の柱は情報技術が支えている

毎日使っているスマートフォン、通勤に使っている電車や改札、ICカード。この世界は魔法ではなく、情報技術が支えており、コンピュータがとても身近なものになりました。ロボットや自動運転の車も現実的なものになりつつあります。

このような社会では、「プログラミング」や「ITリテラシー」の知識がとても重要となります。最低限のこれらの知識が将来の選択を大きく変える力になります。今の小学生のプログラミング教育は、前述の「最低限の知識」を身につけるためにあるのだと思います。それほど情報技術についてのリテラシー教育やプログラミング教育が重要になりつつあります。

子供達は学習をしなくても情報技術を使いこなせている?

タブレットやスマートフォンを使いこなしている子供達が多いですね。今や小学校での学習でもタブレットでの学習が当たり前になりました。大人よりも子供達の方が情報デバイスを上手に使うことが出来ています。IT技術に長けているように見えますが、本当に「情報技術」「ITリテラシー」を身につけているのか。

スマートフォンはiPhoneの登場と共に急速に進化しました。直感的な操作感やコンピュータであることを意識せずに利用ができ、さまざまな業界で導入されました。つまり、スマートフォンやタブレットは考える必要がなく簡単に操作できるものなのです。

今の大学生は論文やレポートをスマートフォンやタブレットで書いています。その理由は「コンピューターが使えない」からです。スマートフォン誕生とともに育った世代である今の大学生は、コンピュータの内部や仕組みを理解していない人が急増し社会問題になっています。

プログラミング的な考え方の重要性(論理的思考力)

プログラミングスクールなどに参加すると、「論理的思考力」や「プログラミング的考え方」という言葉を耳にしたことがあるかと思います。具体的にどのようなものなのでしょうか。

プログラミングは常に「始まり」と「終わり」があります。要はこの間に物事を組み立てることが「プログラミング」です。

この組み立て方を考えることは簡単ではありません。順序よく考え、組み立てる必要があります。そしてこの「順序よく考えて組み立てる」という部分が論理的思考力となります。この考え方はプログラミング以外にも様々な分野で自然に使われています。

プログラミング的な考え方はどんな時に使える?論理的思考力ってなに?

例えば料理をするとき、「カレー」を初めて作るときにレシピを見なくてもおおよその手順が予想つきますね。「野菜を切る」「具材を調理する」「カレーの素(ルー)を入れる」このぐらいは想像がしやすいですね。これが論理的思考力です。最終目標があり、それに必要な手順を考える力です。

この考え方は様々な面で役立ちます。例えば学校の科目の授業でも同じで、理解をするために物事を順序立てて考えることができ学習能力が向上するという側面もあります。

子供のプログラミング学習はエンジニアを育てるためではない

このような理由からプログラミング教育はエンジニアを育てるためではありません。IT技術が身の回りに溢れ、知っていないと損をする知識になりました。そのため小学校をはじめとする教育現場でプログラミング教育が必要視されたのだと思います。

多くのプログラミングスクールはゲームを作りながらプログラミングを学びます。もちろん楽しいですが、楽しいだけではなく非常に重要なものです。ゲーム作りをしながら子供達は様々なことを学んでいるのです。

すでに今プログラミング教育をさせている親御様は引き続き子供達を応援してあげてください。また子供たちはプログラミング学習していることを誇りに思いこれからも学習を続けられるようがんばりましょう。

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