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変わる2020年からの英語教育

2020年度から学習指導要領が改訂され、英語教育が大きく変わります。小学校3年生から英語教育がスタートするなどの情報はニュース等でご存じの方も多いかとは思いますが、具体的にどのように変わるのでしょうか。2020年から変わる小学校・中学校・高校での英語カリキュラムについてご紹介します。

英語力が不足!目標に達していない?!

文部科学省によると、中学生と高校生が国際標準規格「CEFR」の達成目標レベルに達している生徒の割合が少ないことが明らかになっています。中学生ではA1レベル(英検3級程度)、高校生ではA2レベル(英検準2級程度)を目標としていますが、2018年度の全国調査では、達成した生徒は約4割でした。このような背景もあり、これからの英語学習には改革が必要であると検討され続けており、2020年から英語教育が一変されます。

2020年度からの英語教育の変更点

それでは、具体的にどのように変わってくるのでしょうか。学年など段階別にご紹介します。

英語教育の変更スケジュール

2020年度 小学校で「新学習指導要領」が全面実施

  →2021年1月実施の「大学入学共通テスト」では英語の出題が大きく変化

2021年度 中学校で「新学習指導要領」が全面実施 

2022年度 高校で「新学習指導要領」が年次進行で実施 

  →すべての高校で新入生の英語が新課程に移行

2024年度 新学習指導要領に準拠した入試がスタート

  → 2025年1月実施の大学入試から、入試方針が変化

小学校3年生から4年生の英語学習は?

今までは小学校5年生から始まっていた英語教育ですが、小学校3年生に前倒しされます。そこで、小学校3年生、4年生に「外国語活動」という科目で週に1コマ程度で年間35コマが設定予定です。英語を文法的に学んでいくのではなく、体験型の英語学習が中心となっています。例えば、歌やリズムなどを使って英語の発生に慣れや親しみを持たせ、クイズなどで楽しみながら英語に触れます。

成績は付かず、教科書もナシ

聞く」や「話す(やり取り)」、「話す(発表)」を養うことを目的としながら、2技能3領域を中心としたコミュニケーションを中心の授業です。文部省からは「Let’s Try!」という外国語活動教材と指導計画や学習指導案が提供されますが、授業内容は学校や自治体で決まります。

あいさつや身の回りのことをテーマにし、コミュニケーションの取り方や伝わったときの喜びなどを体感し、英語を使うことに対して苦手意識ができないような環境を整えるのがポイント。そのため、自分から積極的に話すことをし、英語を発する楽しさを体感してもらえるような授業内容になるでしょう。

これからの小学5年生からの英語学習は?

今までは教科として英語がスタートするのは中学校1年生からでしたが、2020年度からは小学校5年生から成績が付く正式教科となります。年間70単位の授業となるため、週2コマ程度の授業となります。小学校3年生や4年生で養った「聞く」や「話す(やり取り)」、「話す(発表)」に加え、「読む」と「書く」が加わり、ステップアップした実践的なやり取りが始まります。

覚える単語数が中学校での約半分!

小学校5年生や6年生では、日付や時間など日常生活で使う身近な情報を質問や回答、情報の聞き取りなどを行いながら、語彙の習得数に目標が設けられます。小学校3年生から6年生まで600~700語の習得を目指します。これは、現在中学校の目標語彙数の1200語の役半分となります。さらに、疑問詞や過去形など文法や動名詞、助動詞といった中学1年生の内容も含むようになります。「英語に親しむ」といった今までのスタイルから「英語によるコミュニケーションの基礎を養う」という明確な目的があるため、3年生や4年生よりも具体的な内容を持たせた実践的な活動が増えます。

これからの中学校の英語学習は?

「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」によると、中学校では2021年度から英語の授業が「オールイングリッシュ」へと変わります。授業の説明をはじめ、生徒からの質問や返答、生徒同士のやりとりもすべて英語。そのため、英語に触れる機会が充実します。

コミュニケーション重視の授業内容

「聞く」「話す」「読む」「書く」といった4技能のうち「聞く」「話す」を重点に置いたコミュニケーションを重視した授業内容となります。例えば、日常生活の話題やニュースの内容など、情報や考えを相手に伝えたり、音楽やスポーツなど興味のある事柄を即興で話すなど、自分でスピーチをする機会が多くなります。中学では、思考力や判断力、表現力を重視した内容へと変わってきます。また、中学校では今まで1200単語を学んできましたが、1600~1800単語へと増え、高校で学んでいた「現在完了進行形・仮定法」などの文法は中学校で学ぶようになります。そのため、今までは中学校1200語+高校1800語だったのが、小学校600~700語、中学校1600~1800語と、高校2年生ぐらいの領域を中学3年生までに学ぶようになるのです。

大学入試に向けた英語勉強は?

小学校でや中学校でのコミュニケーション能力を土台とし、高校ではより高度な英語教育がスタートします。高校での授業は中学校と同様にオールイングリッシュで行われ、ディスカッションやディベートといったリアルタイムで英語考えながら話すといった授業や、スピーチやプレゼンテーションなど、自分の考えをまとめて相手にわかるように伝える授業が始まります。特に高校では「英語を話せるようになる」という低い目標ではなく、「英語を使って何ができるのか」という高い目標が掲げられています。

大学入試改革に対応しよう

2020年度以降の大学入試では、長文読解の問題が増え、さらにリスニングがライティングと同じ配点になるなど、大きな変更があります。そのため、読解力や判断力などが求められます。さらに、「書く」「話す」といったアウトプット力も必要になるため、文法力や語彙力など基礎的な部分をしっかりと養っておく必要が出てくるでしょう。そのため、英語4技能をバランスよく、苦手な部分を作らずに習得しておくのがポイントです。目的に応じてしっかりと使い分けられるよう、小学校や中学校でのコミュニケーションの取り組みがキーにもなってきます。また、目標単語数も今までの1800語程度から1800語~2500語と大幅に増えます。そのため、現在の中学校1200語+高校1800語での3000語と比べると、小学校600~700語+中学校1600~1800語、高校1800語~2500語と4000~5000語に増える点も注意が必要です。

CEFRを意識した、外部検定試験対策も必要に

正式な開始時期はまだ未確定ですが、大学入学共通テストでは外部検定試験を活用することが発表されています。そのため、学校や入試向けの英語学習に加え、CEFRに準拠した外部検定試験対策も行う必要が出てくるのです。希望する大学によって必要なCEFRのランクが異なることや、適用される試験が異なります。そのため、受験年度が始まる前(高校1~2年生ごろ)に志望校を絞って、どの検定試験を受ける必要があるのかスケジュールもたてておくことが必要です。

まとめ

小学校3年生からスタートする英語教育。高校卒業までに目標としている語彙数など、大幅な上昇が見込まれています。そして、コミュニケーションを中心とした授業内容に代わるため、基礎的な英語力をしっかりと身に着けることが必要です。英語教育の変更後は、その後も細かい変更点が出てくるかもしれません。そのため、常にアンテナを張って、新しい情報をしっかりと入手しておくことが重要になってきますよ。

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