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英語

2020年度から変わる!英語の大学入学共通テストとは

「大学入学共通テスト」とは、1990年からスタートした大学入試センターによる「センター試験」は2020年1月(2019年度)が廃止され、その代わりに2021年1月(2020年度)から始まる新しい試験です。共通テストの中でも最も大きな変更があるとされている「英語」について、詳しくご紹介します。

英語は特に注意! 大学入学共通テストの変更点とは

センター試験では「知能」と「技能」が求められてた試験構成でしたが、共通テストではそれに加えて「思考力」「判断力」「表現力」が問われるようになるため、大幅に試験内容が変わります。

英語は、現在のセンター試験では、リーディングが200点、リスニングが50点と点数比率は1:4でした。しかし、共通テストからは各100点の配点となり、比率が1:1となり、リスニングの配点比率が高まります。特に注意が必要な英語について、 共通テストに変わることで生まれるメリット・デメリットや、試行調査で行われた内容や変更点について紹介します。

リーディング

リーディングの試験は、試験時間80分、大問数6つ、マーク数は48箇所と変わりませんが、配点100点と下がり設問数が43問と下がります。

問題のレベルはCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)においてA1からB1と、英検で3級~2級レベルが想定されて、そして「概要や要点を把握する力」や「必要な情報を読み取る力」が求められるようになります。

注意すべき点が「総単語数」の増加です。同じ試験時間なのに、総単語数が約1.3倍とアップします。また、発音や文法、語法問題がなくなり、長文読解がメインです。さらに、図やグラフが出題され、情報を整理する力も求められます。そのため、センター試験のときよりも必要な情報を正確に素早く掴むことがポイントになります。また、設問も全て英語になり、そして正解が1つだけではなく、複数選択する問題が出題されるのも注意が必要です。

センター試験共通テスト
時間80分80分
配点200点100点
大問数66
設問数4643
マーク数4848
総単語数約4,200語約5,400語
単語処理数53語/秒68語/秒

メリット

発音・アクセント問題、文法問題など、一般的に正答率が低かった問題がなくなります。そのため、1つ1つの単語を発音記号やアクセントなど頭に入れる「記憶型」の勉強法よりも、読解力が必要な長文読解への勉強に力を注ぐことができます。

デメリット

長文読解がメインとなるため、最後までしっかりと正確に情報を掴むための「集中力」が必要になります。試験時間は変わらないため、時間との厳しい戦いになりそうです。

リスニング

リスニングの試験は、試験時間30分なのは変わりませんが、配点が100点、大問数が4つから6つへ、設問数が25問から37問へ、マーク数が25つから37つへと大幅にアップします。

また、アメリカ英語だけではなく、イギリス英語や非母国語話者の英語も交じるなど、柔軟に聞き取る能力が求められます。

注意すべき点が「読み上げ音声語数」の増加です。試験時間が同じなのに、問題数が大幅に上がり、問題ページ数も12ページから27ページと増加します。そのため、読み上げが1分間に120語だったのが140語へ増加するのです。さらに、センター試験では2回読み上げていましたが、共通テストは1回のみ読まれる問題が出題されます。

出題される問題も聞き取った文章をもとにし、整理して判断する必要があります。そのため、1回で文脈や内容を理解できる集中力が鍵となります。

センター試験共通テスト
時間30分30分
配点50点100点
大問数46
設問数2537
マーク数2537
読上音声1,142語(2018年度)1,474語(試行試験)

メリット

リスニングの配点の比率がリーディングと同じになったので、英会話を習っていた人などリスニングが得意な人は、点数が取りやすくなります。

デメリット

リスニングが苦手であっても、センター試験ではリーディングの方が配点が高いのでリーディングに力を入れて取り組むことができましたが、配点の比率が同じになったため、しっかりとリスニング対策をする必要があります。

新しい取り組み!大学入試英語成績提供システムとは

これからの大学入試では「読む(リーディング)」「聞く(リスニング)」「書く(ライティング)」「話す(スピーキング)」力の「4技能」を重視するようになります。そのため、これら4技能に対応した民間検定試験を利用し、英語外部検定利用入試を行っている大学が年々増加しています。

そこで、新たにスタートする「大学入試英語成績提供システム」では、大学入試センターで資格・検定試験の成績を集約・管理を行い、大学へ成績を提供するシステムが構築されるようになります。これにより、今まで受験生は志望する大学や学部ごとに成績証明書の発行を請求し、それを提出する手間がありましたが、手続きや費用の面でも負担が軽減されるようになるのです。

このシステムでは、受験する年度の4月~12月までの間に受けた2回までの資格・検定試験の成績が対象です。大学入試センターが発行する個人を特定するための共通IDを記入して受験する必要があります。

また、この大学入試英語成績提供システムは、大学入学共通テストを利用しない選抜や総合型選抜、学校推薦型選抜でも利用することが可能です。

大学入試英語成績提供システムの活用方法

大学によって資格・検定試験の結果の活用方法は異なります。そこで、主な活用方法についてご紹介します。

①出願資格として活用する。

例えば、大阪大学、神戸大学、東京外国語大学ではCEDR A2以上が必要になる。

②点数化して加算

CEFRのレベルに応じて共通テストに加点。筑波大学など

③出願資格として活用&点数化して加算

出願資格としても活用し、さらにCEFRのレベルに応じて共通テストに加点される。大分大学など

④みなし満点

資格・検定試験の成績が一定のスコア・等級以上の場合、共通テストの英語を満点とみなします。広島大学など

⑤高得点利用

資格・検定試験と共通テストの得点を比較し、高得点の方を活用。富山大学など

大学によって活用のされかたが異なるため、しっかりと確認することが重要です。設定されていても必ずしも必須というわけでもありません。

民間検定による地域格差とは?

現在、共通テストの英語で導入される予定の大学入試英語成績提供システムでは、民間検定試験を利用します。しかし、この試験は会場が都市部に集中しているため、地方に在住する受験者は、交通費や宿泊費などの経済的負担も大きくなってしまう問題が指摘されています。これにより、地方の学生が受験できる資格・検定試験が限られてしまう、と地域格差が生じることが問題視されています。

例えば、受験生の多い英検の場合、東京都では受験地が23箇所に分類されていますが、奈良県や徳島県は1箇所しかありません。このように県内に1~2箇所しか受験地がない地域も多数あるため、試験時間や会場によっては前泊が必要になるなど、費用負担も大きくなることが予想されます。

また、最大48回の試験が可能な「IELTS」は、ほぼ毎週試験が開催されているのは東京と大阪のみであり、他の地域では月に1~2回や数ヶ月に1回という場合もあります。

このように、全ての受験生が平等に受けることが難しい民間検定試験を利用するのが問題視されているため、導入が延期しました。現在の予定では、新学習指導要領が適用される令和6年度(2024年度)に実施する試験から導入することが発表されています。

まとめ

英語は、大学入学共通テストでは試験内容が大幅に変わります。また、平均得点率はセンター試験は6割を想定していますが、共通テストは5割程度となっています。そのため、全体の難易度も少し上がっていると想定されています。新しい共通テスト向けの試験対策をしっかりとしておきましょう!

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