英語圏の子供たち向けに開発されたフォニックスとは?
フォニックス(Phonix)とは、英語の読み書きを教える方法の一つであり、英語圏の子供は5~6歳頃からフォニックスを用いて学び始めます。フォニックスの基本的な原理は、1570年にJohn Hartによって提示されており、20世紀以降は初等教育や英語圏のリテラシー教育にて広く使われています。基本的なフォニックスを発展させた「Synthetic Phonics」と呼ばれている英語のリーディングは、イギリスやオーストラリアでの教育に用いられています。このように世界各国に広がる歴史ある英語教育法です。
基本となるフォニックス発音(アルファベット)
a b c d e f g h i j k
ェア ブ ク ドゥ エ フッ グ ハ イ ジュ ク
l m n o p q r s t u v
ル ム ン オ プ ク ゥル ス トゥ ア ヴ
w x y z
ゥワ クス ィヤ ズ
フォニックス英語の特徴
教科書や辞書には「発音記号」が表示されており、アルファベットとは別に発音を表す記号として表現されています。英語のアルファベットには、文字の発音が複数あったりとルールが複雑なので、文章を正しく発音するのは容易ではありません。そこで、英語を習い始めた子供向けに、アルファベットの発音の仕方や組み合わせた場合の発音をわかりやすく教えてくれるのがフォニックスです。
文字と発音がリンクするため、英語のスペルを見ると発音がすぐわかったり、知らない単語も発音からスペルが思い浮かぶ…など、ネイティブの子供と同じ思考で英語を習得することができます。
フォックス発音を習得するための勉強法とは?
フォニックスは、1音からスタートして、2音や3音と増やしていきながら習得していきます。
その後、母音に子音を付けた言葉を覚えます。
その後は3文字の単語を使って3音を使って意味がある単語を習います。
bag → b(ブ)a(ェア)g(グ)→bag(ブェアグ)
「バッグ」よりもネイティブに近い発音に!
フォニックス発音のルール
フォニックスはルールがあり、それらルールに沿うと75%の英単語は発音ができるようになるとされています。例えば、母音に関しては短母音、長母音の2種類があります。
短母音:a(ェア) e(エ) i(イ) o(オ) u(ウ)
長母音:a(エイ) e(イー) i(アイ) o(オウ) u(ウー)
となり、母音の前後にあるアルファベットによってどちらの発音になるか分かれます。
母音(5文字)以外の21文字を子音といいますが、子音二重音と呼ばれる子音2文字で1音と呼ばれるものや、子音混合音という子音2文字や3文字がつながった音もあります。
ch(チ)、sh(シュ)、th(ス・ズ)、wh(フゥ) など
また、母音と子音の組み合わせた場合は、母音は「短母音」の発音となるなど、ルールがとても多いので、一度に覚えるのは難しいので少しずつ学ぶのが良いでしょう。
上記はほんの一部のルールであり、多くのルールがフォニックスにはあります。少しずつ学びながらフォニックス英語の習得を目指すのが良いでしょう。
ただし、「who」「where」「you」など規則に当てはまらない単語も多くあり、それらはサイト・ワード(Sight Word)として、英語圏でも丸暗記で覚えています。また、「it」や「he」など使用頻度が高い英単語は、フォニックスの規則には従った発音ではありますが、それよりも暗記して覚えたほうがスムーズなので、先程の英単語と同様に丸暗記での指導がされています。そのため、すべての単語を必ずフォニックスへと置き換えて覚えるのではなく、効率よく学習していくのがポイントです。
英語圏の子供たちが英語の発音を学ぶ時につかうフォニックスの教育法は、英語圏以外の国や地域でも注目されています。発音を重視した子供の英語教育を考えている方にピッタリ!英語圏でも使われているテキストやCD、動画ビデオも豊富に展開されているので家庭学習にもおすすめです。
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