プログラミング言語にはさまざまな種類や特徴があります。基本的にはどのプログラミング言語も同じ事ができ、同じ物が作れます。しかし一部の端末でしか動かない言語や、ゲーム制作や3Dに特化したものもあります。
人気なプログラミング言語。といってもエンジニアに対して人気なプログラミング言語なのか。年収を含めた総合的な人気度なのかによっても異なってきます。
ここではプログラマーとしての年収や、プログラミング言語自体の利用率、初心者としての学習の容易さを考慮し順位つけしています。
10位 C言語
少し前はプログラミング言語といえば、「C言語」ですね。古い言語ですが、今でも優れた言語の1つです。70年代に開発され、現在でも広く多くの家電や組み込み系のマシン、WindowsなどのOS上で動作しています。学習をする環境を整えるのにも一苦労で、初心者には難易度が高い言語です。
難易度 | |
今後も使えるのか?(学習価値) | |
求人数 | 約6.5万件 |
平均年収 | 約520万円 |
特徴 | C言語は業務用のプログラミング言語ですが、大学生や専門学生が初めに学習する言語の1つでもあり、この言語ができれば他の言語も扱うことができる、古いが優れたプログラミング言語です。 |
9位 Swift
SwiftといえばAppleのiPhoneやiPad、Macbookなど上で利用できるプログラミング言語です。以前はObjective-CというC言語の派生言語が利用されていましたが、2014年よりSwiftが採用されています。現代的なコードで安全、高速に動作するインタラクティブなプログラミング言語としてAppleは紹介しています。
難易度 | |
今後も使えるのか?(学習価値) | |
求人数 | 約1600件 |
平均年収 | 約560万円 |
特徴 | とても新しい言語で学習のしやすさも考慮された言語です。iPad専用アプリとして「Swift Playgrounds」という学習アプリがAppleより無料で配布されています。 |
8位 Ruby
日本発の言語です。まつもとゆきひろ氏によって開発された言語は、手軽で美しいプログラミング言語として、多くの日本人エンジニアに愛されています。アプリ開発を高速にすることができるフレームワークのRuby on Railsが有名で、クックパッドやAirbnb、HuluはRubyで開発されているようです。
難易度 | |
今後も使えるのか?(学習価値) | |
求人数 | 約1.1万件 |
平均年収 | 約560万円 |
特徴 | 日本人が開発したプログラミング言語。日本での求人数は多いものの、海外ではあまり注目されていません。 |
7位 C#
SwiftがAppleに対して、C#はマイクロソフトが開発している言語です。主にWindows向けのアプリケーションで利用されており、Unityというゲームエンジンを利用することでゲーム開発も簡単にすることができます。
難易度 | |
今後も使えるのか?(学習価値) | |
求人数 | 約2.1万件 |
平均年収 | 約620万円 |
特徴 | ゲーム開発をメインとしたいなら、C#に決まり!難しい言語ではあるが、情報が多く解決しやすいです。 |
6位 Go言語
Googleが開発したプログラミング言語。シンプルな記法で高機能なことから世界的に人気を集めています。C言語やJavaのプログラミング言語と似ているため、これらの言語経験があるのであれば比較的簡単にスキルとして習得できます。
難易度 | |
今後も使えるのか?(学習価値) | |
求人数 | 約2000件 |
平均年収 | 約600万円 |
特徴 | Googleが開発した世界的に人気上昇中のプログラミング言語。フリマアプリ「メルカリ」でも一部にGo言語を採用しているとのこと。 |
5位 Java
Javascirptと間違えられることが多いですが、まったくの別物言語です。プログラミング言語によっては一部の用途に限られていますが、Javaは組み込み系からゲーム、WEBまで幅広く利用できる汎用性の高い言語です。AndroidのアプリはJavaで動いています。
難易度 | |
今後も使えるのか?(学習価値) | |
求人数 | 約2000件 |
平均年収 | 約550万円 |
特徴 | Androidアプリを作りたいならJava。汎用性の高い言語で求人数も常にありますが、初心者には難しい言語です。しかしJavaから入門する学生も多くいます。 |
4位 HTML/CSS
ウェブサイトを表示するために必要な知識です。HTML/CSSは厳密にはプログラミング言語としては扱われておらず、マークアップ言語という別の位置付けがされています。ウェブブラウザ上ですぐにコードを実行することができるため、プログラミングをする前のステップとして学習される方が多いです。簡単ですが、奥は深く、プロの現場ではパフォーマンスなども考慮しながら記述しています。
難易度 | |
今後も使えるのか?(学習価値) | |
求人数 | 約4.6万件 |
平均年収 | 約350万円 |
特徴 | ウェブサイト制作をするならHTML/CSSの知識が必須です。ウェブサイトに限らず、クックパッドのようなWEBアプリケーションの開発にも必須の知識です。初心者でもすぐに学ぶ事ができます。 |
3位 PHP
世界で利用されている言語のうちの大半がPHPといっても過言ではありません。少し古い言語ですが、ウェブサイトを表示するために現役で利用されているプログラミング言語です。有名なブログシステムであるWordpressもPHPで作られております。記述も簡単で初心者にも学びやすいプログラミング言語です。
難易度 | |
今後も使えるのか?(学習価値) | |
求人数 | 約3万件 |
平均年収 | 約520万円 |
特徴 | 書籍や日本語の情報が豊富にあり学びやすく、基本文法もとても簡単です。HTMLと親和性がありデザイナーでも簡単に学べます。PHPフレームワークが充実しており、小規模から大規模プロジェクトまで対応ができます。 |
2位 Javascript
以前はウェブサイトの動きのためにのみ利用されていたJavascriptですが、近年では応用範囲が広がり様々な利用法が増えました。基本文法も簡単で、初心者であればHTML/CSSと一緒に学ぶ事ですぐにスキルとして習得がしやすいです。Javascriptを利用したフレームワーク、Vue.jsやReactは近年とても活発で応用力のある言語となっています。
難易度 | |
今後も使えるのか?(学習価値) | |
求人数 | 約1.6万件 |
平均年収 | 約530万円 |
特徴 | 応用範囲が広がりウェブサイト制作の範囲外でも人気です。Reactなどのフレームワークは学習コストが高いです。 |
1位 Python
シンプルなコードで海外を中心に人気を集めている言語です。主にサーバー内での処理をするための言語ですが、YoutubeなどのWEBアプリケーションでもPythonが採用されています。また機械学習やビックデータ、AIの分野でもPythonが活用されています。
難易度 | |
今後も使えるのか?(学習価値) | |
求人数 | 約1.6万件 |
平均年収 | 約600万円 |
特徴 | はじめてのプログラミング学習にも人気の言語です。AIやデータサイエンスの分野でも活用されており、YoutubeやInstagramもPythonで動いています。大人気の言語と言っても過言ではないでしょう。 |
※求人数はindeedに表示される求人検索結果数です。
自分に合った目的のプログラミング言語を決めよう
プログラミング言語は目的に合わせて選ぶ物です。年収の高い言語だからといって、その言語で目標を達成できるかはわかりません。中国人の方と話をするために、ロシア語を学んでも意味がないですよね。
プログラミングの学習難易度は年々低下しています。Googleなどで検索すれば解決策が直ぐに出てきます。
Scratchプログラミングに少し慣れてきたら、PythonやJavascriptにチャレンジしてみよう!
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