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プログラミング

2020年度教育改革とプログラミング

2020年度は日本の教育において大規模な改革が行われます。

その大きな柱は、STEM教育(プログラミング教育)英語教育大学入試改革の3つです。科学技術の発展により、これまで人間が担ってきた業務がAIに代替されつつあり、また世界はますますグローバル化が進んでいます。

こうした激しく変化を遂げる社会の中で、真に活躍するための能力や資質を育成することが、2020年度教育改革の目的となっているのです。これまでの教育は、知識や技能に重点が置かれていましたが、改革後はそれらをもとにした思考力・判断力・表現力を求められることになります。

大学入試はセンター試験に代わり、「大学入学共通テスト」が導入されます。この新しい統一テストは、複数の情報を組み合わせて的確に説明するといった、思考力を問う出題形式となり、英語は聞く・読む・話す・書くの4技能で評価されます。

それに呼応して高校・中学入試も同じような出題傾向となることが考えられます。それらを見据え、ここではまず小学校で必修化されるプログラミング教育と英語教育について解説します。

STEM教育とは?

STEM教育のSTEMはScience,Technology,Engineering,Mathematicsの頭文字で、科学・技術・工学・数学分野の教育を指しています。STEM教育は、これら理数系分野の教育に重点を置く21世紀型教育システムとして、世界各国で導入されつつあります。

インターネットやロボット・人工知能などの技術が急速に発展しつつある社会において、それらに関する知識やスキルは、専門分野の人に限らず、すべての人にとって必要なものとなってきています。

またSTEM教育は単に科学技術を学ぶだけではなく、自ら考え、試行錯誤し、問題解決を図る能力を身に付けるものでもあるのです。

日本のSTEM教育日本で2020年度から順次実施される新学習指導要領

日本のSTEM教育日本で2020年度から順次実施される新学習指導要領では、小学校の算数や理科、総合的な学習の時間などでプログラミング教育を体験させることとされています。

ここではプログラミング言語やコーディングを学ぶのが目的ではなく、問題の解決のために必要な手順を考えるという、プログラミング的思考力を学ぶことが主な目的とされています。特別なプログラミング教育の時間を設けるわけではなく、既存の科目の枠組みの中で、プログラミングを扱うという形になります。

具体的にどのように行われていくかというと、平成30年3月に文部科学省から出された「小学校プログラミング教育の手引き」の中では、算数でコンピューターを使って正三角形を書くプログラムを作成する例などが挙げられています。

しかし現状では具体的な学年や内容が定められているわけではなく、各学校の判断や裁量に任されることとなるので、学校ごとに差が出ることが懸念されています。また指導する教員のプログラミング知識不足、学校におけるICT(情報伝達技術)環境整備の遅れなど、多くの課題が残っています。

日本国内で働く外国人の数の増加

英語教育改革近年日本国内で働く外国人の数は増え続け、また海外で暮らす日本人の数も同様に増加しています。異なる言語や文化を持つ人々と同じ社会に暮らすことは、特別なことではなくなっているのです。

そういった人々とコミュニケーション図るための英語能力を身に付けるために、英語教育においても大きな改革が実施されます。2020年度より、小学校3・4年生で「外国語活動」が導入され、5・6年生では教科としての「英語」が開始されます。これまで中学校3年間で履修した内容を、小学校まででほぼ修了することとなるのです。

中学・高校の英語の授業は英語で行うことが基本となり、聞く・読む・話す・書くの4技能がバランスよく必要とされます。また大学入試においては、2020年度から導入される大学入学共通テストの英語試験は、民間の資格・検定試験に一本化される方向性にあります。

プログラミングと英語。こういった大きな社会の変化の中で、プログラミングと英語を同時に学ぶことが注目されています。「英語でプログラミングを学ぶ」という方法です。

そもそも欧米発祥のプログラミングのコードは英語をベースとしています。例えばプログラミングで「配列」を意味する「array」は英語では「整列させる」という意味の言葉です。プログラミングを学ぶ過程では自然と英語に触れることとなりますし、また英語を理解することで、よりプログラミングを理解することが容易になります。

まとめ

プログラミングと英語。この二つを組み合わせて実践的に学習することで、双方に相乗効果をもたらす大きなメリットがあるのです。また英語でプログラミングを理解する能力は、将来的には世界から発信される新しいプログラミングの情報をいち早く習得することにもつながるでしょう。

プログラミングと英語、これからの時代に必要とされる二つのスキルを同時に身に付けるのに、最適な方法といえるのではないでしょうか。

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