小学生がプログラミングを学べるツールはいろいろありますが、代表的なのが「Scratch」です。そしてこのScratchは、実はとても英語とも相性が良いツール。今回は、「英語でScratchを楽しもう」というテーマで、どんな楽しみ方があるかをご紹介します。
アメリカで開発されたScratch
Scratchの誕生は2006年。作者は米国マサチューセッツ工科大学 MITメディアラボ教授のミッチェル・レズニック氏です。誰でもゲームやアニメーションを簡単に作れるようにすることを目標として開発されました。
世界的な講演会である「TED」に登壇し、 「子供達にプログラミングを教えよう」というテーマで講演するレズニック氏。日本語の字幕もあります。
Scratchは日本語でも提供されていますが、もともと英語で作られたということもあり、英語の方がいち早く最新の情報を入手したり、ベータ版(開発中のバージョン)を試せたりします。また、プログラミング言語はほぼ英語がベースですので、英語でScratchに親しんだ方が、他のプログラミング言語への移行がスムーズというメリットもあるのです。
Scratchで言語を切り替える方法
さっそくScratchを試してみましょう。

まずはScratchのWebサイトにアクセスし、左上の「つくる」をクリックします。
Scratchを英語に切り替えるのは、とても簡単です。

左上にある地球のアイコンをクリックすることで、言語を切り替えられます。

上の方にスクロールすると、「English」が見つかります。Scratchは多くの言語に対応しているので、探すのが大変かもしれません。なお、「日本語」とは別に、すべて平仮名で書かれた「にほんご」も用意されています。もし幼もし稚園から小学校低学年の子供にScratchを使わせる場合は、まず「にほんご」で慣れてから英語に切り替えるのも一つの方法です。
英語でチュートリアル動画を見よう
Scratchを起動すると、画面の右下にチュートリアルが表示されます。

または、画面左上のメニューから「Tutorial」(日本語の場合はチュートリアル)をクリックします。

このチュートリアルが非常によくできています。
- 言語を変更すると、それに応じたチュートリアルに切り替わります。
- 多言語の字幕が用意されており、日本で意味を確認しながら英語の音声を聞けます。また英語の字幕も用意されているので、聞き取れなかったときに切り替えて確認できます。
- 字幕検索機能も用意されており、気になるフレーズを確認することができます。
- 話すスピードを0.5倍速から2倍速まで変更できます。
と、英語学習にも最適なのです。
チュートリアルは多数用意されていますので、ぜひいろいろ視聴してみてください。

作ったプログラムを英語に切り替えてみよう
Scratchの英語は易しいものですが、それでもいきなり英語でプログラミングを作り始めるのは大変かもしれません。まずは日本語で作成したプログラムを、英語に変換するところから試してみましょう。

こちらはScratchの定番「猫から逃げるゲーム」です。画面を動き回る猫に捕まらないように、マウスを使ってネズミを逃がすものです。
ネズミのプログラムは以下のような流れで作成されています。
- スタートボタン(緑の旗マーク)が押されたとき
- ずっと
- マウスのポインターへ行く
- もし「Cat」に触れたなら
- すべてを止める
というものになります。英語で切り替えてみると、図のようになります。

- When the start button click
- Go to mouse pointer
- If touching Cat ? then
- Stop all
なんとなくですが、英語の方が自然な気がしませんか?

猫の方のプログラムもご紹介します。
- When the start button click (スタートボタンが押されたとき)
- Point in direction 45 (45度に向ける)
- Set rotation style left-right (回転方法を左右のみにする)
- Forever (ずっと)
- Next costume(次のコスチュームにする)
- Move 10 steps(10歩動かす)
- In on edge bounce(もし端についたら、跳ね返る)
海外の子供たちと交流しよう
Scratchの醍醐味、それは、ただプログラミングするだけではなく、できあがった作品を全世界に向けて公開できることです。また、他の人の作品を自由にアレンジして新しいものを作る「リミックス」という楽しみ方もあります。しかし、せっかくの作品も、日本語で紹介してしまうと、日本語がわかる人にしか伝わりませんし、リミックスしてくれる人もいません。ぜひ英語での作品紹介にチャレンジしましょう。
例えば、「緑の旗をクリックするとスタートします。スペースキーを押すとコスチュームが変わります」という説明を「Press the green flag to start. Press space key to change costumes.」と変えてみるのです。他の人の説明も参考にしてみましょう。
さらに、いいなと思った海外の作品を見つけたら、他の人のコメントも読んでみましょう。
「Very Cool!」 「Amazing!!」 「Great job!!」
といったコメントが並んでいませんか? ぜひ言い回しを参考にして、積極的にコメントしてみましょう。気持ちがこもっている分、記憶に残りやすいですし、もしかしたら、そこから新しい交流が生まれるかもしれません。
まとめ
Scratchは日本語だけでも十分楽しめるソフトですが、英語と組み合わせることで、世界がぐっと広がります。いつもScratchで遊んでいる人も、あまりScratchを体験したことのない人も、ぜひ一度「英語×Scratch」を試してみてくださいね。
YouCodeでは英語を学習しません!
外国人教師と英語でプログラミングが学べる小中学生向け教室です!
東京六本木とオンラインで開講中!








